時計を大切に扱う為に
外装 毎日装用しますから、汗や埃が付着します。そのままだと変質してさびの原因となります。だからといって水でじゃぶじゃぶ洗うことはいけません。特にバンドの汚れはひどく日頃の手入れが必要です。ハブラシでぬるま湯に中性洗剤で部分洗い。乾いたタオルですぐ拭くようにする。ケースも水分に注意し同様である。 機械 就寝時は時計をはずし、毎日同じ場所に保管する習慣が必要である。就寝中は思わぬ体圧や塵の進入が考えられ時計に良くない。また保管場所もテレビラジオ等の電気製品は磁気を帯びるので絶対に近づけない方がいい。
裏蓋は自分で開けたりしない方がいい。時計の裏蓋の開閉方式に合った治工具でないと傷がつき密閉した開閉が困難になるからである。 過度の衝撃や温度、気圧は避ける。時計は精密機械なので歩度(時間の遅れ進み)に影響する。特に機械式は大きな影響を受ける。
バンドやベルトはいっぱいに締めない方がいい。バンドとベルトの傷みもさることながら、急激な運動や手がついた時は破損の恐れがある。小指一本が入るくらいの余裕が欲しい。 日付が昼に変わると驚く人がいるが日付時計は24時間制で12時が夜と昼2回同じ文字盤を使う。したがってもう一回針を回して12時間ずらす。
風防の傷や割れはいつも気を付けていないと、その部分から水分が入ってサビの原因となる。 落下と衝撃は機械にダメージを与えるので早めの調査が必要。部品の落下、剥離、ゆるみは故障をますます大きくする可能性を秘めている。
リューズの出し入れは静かにゆっくりとする。
また引き出したままにしておくと水や埃が入る。消耗部品なので裏側のパッキンと同様に早い時期に新しいリューズに交換した方が安全である。
時間はどんな時計でも誤差を生ずる。姿勢と温度で夏と冬の通年で補正する時計もある。姿勢差はその人の生活慣習にも影響される。
メンテナンス 機械式も電池式のどちらも最低5年に1回はオーバーホールが必要である。輪列(歯車)はどちらもありその油やゴミの清浄が大切。いくら10年機械保証でも毎年のケアーが無いともたない。 大切な時計の修理には純正部品での交換が大事。純正部品は割高だが製作誤差が少ないので寿命は長く維持できるのでお薦め、そして何軒か修理見積もりを依頼して真剣な修理店を選択すべきです。ただし価格の比較ではなく内容を吟味するべし。
Copyright(C)00-10 Akita HACHIYA All rights Reserved